弁護士となってから、分野を問わず様々な事件を取り扱ってきましたが、中でも家事事件を依頼いただく機会が多く、経験を積んできました。
家事事件の中には、離婚をはじめとする男女問題、遺産分割や遺留分を争う相続問題などがありますが、いずれも、当事者間での話し合いが困難になるなど、相手方と対立が激化している場合が少なくありません。このような家事事件を多く取り扱ってきたこともあり、心がけていることが二つあります。
一つは、知識と経験を日々アップデートし、良質な法的サービスを提供できるよう研鑽を重ねることです。これは家事事件以外にもあてはまることですが、弁護士は、法解釈や過去の判例、裁判例に基づいて見通しをたて、どのように進めるのが依頼者にとって一番の利益になるかを考えます。そのために、自身の引き出しは多くなければならず、書籍や判例集、勉強会などを通して知識と経験を更新しています。
もう一つは、依頼者の相手方に対する不満や憎しみといった負の感情も解消し、今後の人生に向けて歩き出せるお手伝いをすることです。
家事事件においては、相手方への不満を多くお持ちの依頼者がほとんどであり、交渉や手続きを有利に進められれば、それによって満足を得ることはできます。しかし、事案によっては、依頼者に不利な争点などもあり、なかなか依頼者の思い通りに事が運ばないこともあります。そのような事案においても、依頼者の事情を積極的に聞き、依頼者が納得して手続きを進め、解決に至ることができるよう、信頼関係を大切にしながら事件を進めることを意識しています。
家事事件では、解決まで長期化することも珍しくありませんが、どんな場合でも依頼者の満足につながるよう尽力いたします。
体を動かすこと、温泉巡り、映画館での映画鑑賞、サブカルチャー
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